元気な会社の社長、元気のない会社の社長、の違い
私自身経営コンサルタントとして、様々な経営者にお会いします。
たくさんの経営者とお会いして、おもしろい共通点を見ることがあります。
元気な会社(例:売上が伸びている、利益がしっかり出せている、社員が生き生きと働いている、など)の経営者の共通点と、元気のない会社(例:赤字、売り上げが下がっている、社員が協力的でない、など)の違いです。
元気な会社の経営者は、お話しすると必ず出てくる意識することがあります。
会社がなくなってしまうかもしれないという恐怖
です。 飛ぶ鳥を落とす勢いの会社社長、利益がぐんぐん伸びている会社社長、業界シェア1位の社長、いずれも同じことをおっしゃります。
その畏怖の念が社長と社員を突き動かすのだろうと思います。
逆に元気のない会社の社長の共通点、先に延ばすということです。
1年後、同じように会社があると思っていますか?
会社の状況、社会の状況は刻一刻と変化しますから、会社の状態もその状態のまま維持されることはありません。
という観点でみると、私が知っている会社で倒産した会社の社長さんは全部後者でした。
逆にすぐに着手して成果を出している社長はことごとく前者でした。
後継者だから、創業者だから・・・という環境はあるかもしれませんが、決定自体は経営者本人が行わなければなりません。
ひょっとして会社が3ヶ月後になくなってしまうかもしれない、半年後になくなってしまうかもしれない、1年後は状況がどうなるかわからない・・・と思えばこそ、最大限の努力が今できるのだと思います。
経営革新を来年から取り組もうとされている経営者の方、どうして今からではだめなのでしょうか?
先延ばしする理由、教えていただきたいと思います。
目先の資金繰り? じゃあ、1年後も目先の資金繰りに悩まされていますよ。
社長がビジョンを描けてこそ、会社がビジョンに向かって動き始めるのですから。
理想的な後継者像を再考してみる
今世の中ではドラマの「半沢直樹」が人気のようですが、私も例に漏れず毎週見ています。
見る人の観点は色々あり、銀行の人間(某赤色のメガバンクがモデルらしいですね)、中小企業の経営者、後継者、銀行員の妻・・・など様々です。
私はと言うとここは「後継者」に観点を定めてお話ししたいと思います。
話の中には、「素晴らしい後継者」と「とんでもない後継者」の両極端なタイプが存在します。
「あんなドラマの話・・・」とは言えない程、思い当たる後継者がいるのも事実です。
そこであなたが本当に理想的な後継者かどうか、考えてみて下さい。
自分の過去の履歴を見て、
飲み会、食事、出張(旅行)、趣味、家族など仕事に関係ないことを書きこんでいませんか?
はたして皆さんが思い描く理想的な後継者は、日々仕事以外のことをこんなにたくさん皆さんに見せびらかすのでしょうか?
今まではセキュリティのリスクに配慮して書き込みには注意をと呼び掛けていましたが、さらに踏み込んで「理想的な経営者として適切な書き込みですか?」とお話しします。
もちろんご自身の肩書を書きこんでいない方はこの範疇ではないのですが、公的な肩書を明かした上で仕事に関係ない書き込みをどんどんしている後継者の皆さんはそろそろ気付いても良い頃だと思います。
もちろん今からでも大丈夫ですよ。
フェイスブックの上だけでも理想的な後継者、経営者になりましょう。
それがだんだん本物になっていきますから(笑)。
祝!2020年東京オリンピック・パラリンピック あなたの会社・地方は対策は? 顧客視点で追い風を生かせる戦略作り
東京オリンピック・パラリンピック開催決定!! 2020年が待ち遠しいですね。
日本にとって素晴らしいニュースですね。
上手に生かせば、景気回復だけではなく、日本のブランド作りにも良いチャンスです。
ですからこのチャンスを逃してはならないですね。
大企業はすでに動いていますよね。 東京もこれまで誘致で時間を割いている分、かなり本気でお客様の取り込みを開始しています。
心配なのは、中小企業と地方都市です。
世界中から日本に注目が集まっています。 このチャンスを精一杯生かしてほしいです。
その時には顧客視点で取り組むことが大切です。
開催までに7年しかありませんから、まだキックオフしていない会社・地方自治体はできるだけ早く取り組みましょう。
アイ・エス・ティでも、ペルソナ手法を活用して顧客視点の戦略作り、お手伝いしています。
東京・大企業のおすそわけではなく、自ら利を取りに行く姿勢、しっかり作りましょう。
オリンピックまでにできれば、オリンピック後も生き残ることができるはずですから。
顧客視点をしっかり理解すれば、チャンスを生かせますよ。
SNSでただの日常を書き出したら危険信号
フェイスブック、ツイッター、LINEなど、様々なサービスがありますが、ただの日常を書き出したら危険域だと感じています。
最初は、書きことがあるので反応も楽しみにしながら書き込む。
次にネタがなくなりかけると、日常を書き込む。
反応が薄くなって、つまらなくなる。
そして・・・・、まあ、この先はいくつかのパターンがありますね。
私もそんなに毎日書き込むことはないし、人から共感してもらえるようなことばかりやっているわけでもありません。平日の日常はお金儲け(つまりお仕事)ばかりですし、仕事の内容は原則として公開できないので、毎日のようにSNSに書き込めることはほとんどありません。
だから、日常は書き込めないし、無理に書き込まない。
もちろん例外の人はいるでしょうが、いつもの食事、気を許した飲み会、掲載許可をもらっていない家族のこと、移動先や現在地など、書き込むようになったら、本当に要注意ですね。
(その情報がどのように利用されているかもよく考えると恐ろしいですしね)
無料=ボランティアではありませんからね、IT企業は。
きちんと想像力を働かして活用してほしいと思います。
利用者の想像力の欠如で、ITを悪者にはしないでほしいです。
もちろん自戒の念でもありますが(笑)。
【秋葉原で開催】コンセプト事例発表会で講演のお知らせ
2013年9月2日(月)秋葉原ダイビル・首都大学東京サテライトキャンパスで開催される日本人間工学会アーゴデザイン部会主催のコンセプト事例発表会で講演する機会をいただきました。
この会では、大企業の研究者や大学の先生・学生が先端事例を持ち寄り発表する場となっておりますが、そのような場で講演してほしいとのオファーをいただき、内容について詰めてまいりましたが、ようやく決まりましたのでご案内申し上げます。
これまでペルソナ手法を活用した中で、お許しいただける範囲でのお客様の成功事例や実践についてのお話をさせていただきたいと思います。また会場では質問などにも応じたいと思いますので、ご興味ある方は是非足をお運びください。
経営者よ、ないものねだりをやめて、あるもの探しを始めよう!!
ペルソナ手法で!
あるコンサルタントとペルソナ手法の事例や方法についてお話ししたときに出てきたキーワードです。
強みと思うポイントはあるけど、それに気付かれず磨かれず、経営者は自社のウィークポイントばかりを見つめて、改善に向かえない中小企業が多いと感じるらしい。
ないものをねだってあきらめるくらいなら、あるものを探し出して、磨き、きちんと提供することで輝ける会社があることが印象的でした。
あるもの探しをするためには、顧客視点が必要だと言う話。
顧客視点を活かすことで、磨くべきポイントも見えてくる、それにはペルソナ手法が向いていると盛り上がりました。 確かに、そんな成功事例をたくさん産んできました。
経営者、社員、会社は答えを持っているのに気付かない、だから顧客視点で掘り起こし、磨き、お客様に提供していく・・・ことで、成功に近づけることができます。
ないものをねだるより、強みを顧客視点であるもの探しをすれば、コストを抑えて、お客様を喜んでもらい、付加価値を高めることができますね。
働くということを再定義してみた
我が社の働くということとはどんなことか、考えてみた。
今までは労働することが働くという意味で捉えていたが、今は少し定義を変えてみた。
働くということはお客様の喜びを生み出すことであり、喜びを生み出していない作業は働いたという意味ではないことにした。
それは直接でも間接でもいいが、お客様にとっての喜びに変換できなければ、意味のない作業ということになる。
五年、十年先のことを考えてということもあるだろう。 でもね、それまでにきちんとお客様の喜びを提供し続けることが出来るって確信が持てるだろうか?
大切なのは、そのお客様の喜びまで矛盾のないシナリオで描き続けることじゃないかなって思います。
次にお会いする社長のことを思って綴ってみた。
ちなみにこの文章を書くことは誰も喜ばしていないので、働いたことにならない(笑)。 自分の備忘録でした。