IoEとIoTの差

IoEとIoTの差って何でしょうか?

実は本質的には何も変わらないと思います。
ただIoTの日本語への訳され方がまずかったために、日本語で考える人にはちょっとした違う点が存在しています。


日本語では、IoTをモノのインターネットとして考えているケースが多いと思います。でも最近の動向はモノだけではなく、人間もデバイスになって、感情や感覚などのモノではないものもインターネットにつながって、新しい喜びにつなげているのではないでしょうか。
顧客視点のコンサルタントとして考えると、やはりこういったサービスは人間ありきで行われるもので、技術ありきで行われるものではないと思います。
そうすると日本で言われている一般的な感覚のIoT(モノのインターネット)より、あらゆることをつなげていくIoE(全てをインターネットにつなげて新しい喜びを作り出す)の方が的確ではないだろうかと感じます。


そういう意味では熱い業界もたくさんありますので、どんな風に展開していくかも楽しみですね。
皆さんはIoEに何を期待しますか?

価値と価格の差

コンサルタント仲間から「最近は価値を生み出している会社が少なくなっているのかもしれないね」と言われました。


言われてみてふと思ったのが、「価格」という言葉もありますよね。 「価値」とは意味が違いますね。


最近、弊社も経営者から相談を受けることが多くなってきましたが、聞くと「価格(維持)」に一生懸命になっている会社が多いと感じます。 ただ価格を意識している間は、なかなか維持につながっていない様子です。 お客さんの喜びと違うところを意識しているからと思います。 お客様の喜びを真正面に見据えれば、「価値」につながるのではないかと思います。


私もコンサルタントとして、お客様の「価値」を作るためにがんばりたいと改めて実感しました。

真剣に売れる商品を探してみるのも楽しい

以前、お手伝いしたネットショップですが、なかなか売り上げが上がらなくて困っていました。
そこで、ペルソナを作り、シナリオを作ったところで、ぶつかったところが顧客像としたペルソナの欲しがる商品ラインナップがないことでした。


もちろん、そんなこと、コンサルタントとしてすぐに指摘はしますよ。 でもね、人間って不思議で、指摘したことには動きは鈍いのですが、自分たちで気付いたことへの対応って結構早いんですね。
ということで、全社で売れる商品を探すことになりました。


結果、面白い商品を載せたところ、定期的に売れて、しかも利益率が高い商品になりました。(驚いたのは、結構値段の張る商品なのに、あのア○ゾンが定価販売していたので、定価の数%引きでも次から次へ売れていったようです)


売れる商品の探し方は色々とあると思いますが、まずはペルソナから見立てて、シナリオを作り、検証は最後にビッグデータからなんてのも悪くないかもしれませんね。
あ、もちろん、このケースでもビッグデータはあくまでも後方支援です。ビッグデータからスタートすると、きっと当事者たちは未だにそのゴールにたどり着けなかったでしょう。


売れる商品探しも、ペルソナ手法でやってみると楽しかったです。

充実したプライベートの情報発信をする社長の会社は、ブラック企業?

ブラック企業に関するネタは尽きませんね。

私の場合、コンサルタントと言う仕事柄、経営者の方とのお付き合いが多いのですが、社員の方ともお話をしても親しい経営者の皆さんは大丈夫そうです。

では、どんな経営者がいる会社がブラック企業なのでしょうか?

ある会社の場合は、社長の豪華な生活ぶりが目にとまりますね。 社員の方は質素なのに。

同じようにフェイスブックを見てみると、次のような傾向があるように思います。

ブラック企業
 1.社長リア充ぶり(仕事以外のプライベートの充実ぶり)が目立つ
 2.社員の情報発信が質素、仕事のことしか書かない、ぼやきが多い

いい感じの会社
 1.社長の情報発信が仕事のこと絡みばかり
 (社業ではないボランティア活動は×、社員から見て「またうちの社長は・・・」と言われるのがオチ、そういう活動はプライベートと割り切るべし。)
 2.社員の私生活の充実ぶりが目に留まり、うらやましいと思ってしまう(笑)

とまあ、こんな感じ。
つまり社長が社員の生活の充実に気を配っているかがよい経営者の配慮として必要で、それができている会社はブラック企業ではないと思います。


この逆(つまり、社長が仕事に集中し、社員が楽しんでばかりいる情報発信)ができるとブラックではない会社と認識できますね。 それができれば、良い採用もでき、普段から経営者からの無理なお願いも快く引き受けてもらえるのではないでしょうか。

夏休み、社長は休養をしっかりフェイスブックに書き込んでいるのに、社員は夏休みを楽しんだ形跡が見られない・・・なんて、ブラックな会社なんだなあと勝手にいろんな会社の状況を見させていただきました。

8月ももうすぐ終わり。 すごしやすい秋ですから、社長さんもしっかりとビジネスで成果を残していきたいですね。 社員が働きやすくなり、よい会社になり、企業が発展することが社長の喜び、そんな社長と会社が増えることを期待しています。

おかげさまで好評のようです(3冊目の事例執筆本)

すでに多くの方に気づいていただいたようですが、おかげさまで3冊目となる事例執筆本が発売になりました。

京セラ、NEC、日産、楽天、ヤフーなど皆さんがよくご存じの会社が並ぶ中で、そのトリを飾るアイ・エス・ティ、岡山のベンチャー企業です。

もちろん会社の知名度では大きく引けを取りますが(笑)、ペルソナ手法の実践事例・成功事例では負けません。

経営コンサルタントとして蓄積した事例の中から、わかりやすい事例を選んで執筆しました。

ただ執筆し始めたのは2年前、その後もたくさんの事例も生まれていますので、まだまだご案内できる内容もあるのですが、日本国内の先進事例としてご紹介いただけるのは本当にありがたいと思います。

もちろん、私がコンサルタントとして心掛けているのは、クライアントである経営者の喜びの実現です。 それにはペルソナ手法が非常に効果的で、成果も出やすい。 だからこそ、多く優れた経営者に使っていただいていると考えております。

商品開発もサービス企画も経営改革も、必要なのはぶれないビジョンと弛まぬ努力です。それを実現するのはペルソナ手法は優れた方法であるとこれからも証明してまいりますので、実践的な手法として使っていただきたいですね。

本のお求めやペルソナ手法のことについては、アイ・エス・ティ、当社のホームページをご覧ください。

株式会社アイ・エス・ティ | UXデザインとペルソナ手法で顧客視点活用し、経営改革とプロジェクトを成功へ導きます。

事例執筆3冊目の本が出版

いよいよ3冊目の事例執筆本となります、「HCDの国内事例とアプローチ」が発売になります。
出版記念イベントが7月14日に開催されますが、残念ながら募集開始からすぐに満席になってしまったようで、ここで募集案内することができませんでした。
残念・・・。

すでにお申し込みされた方は、ラッキーでしたね。
http://www.hcdnet.org/event/hcd_9.php

イベントに参加できない方も書籍の販売ですので、興味ある方は是非本屋さんでお買い求めください。
そうそうたる企業・研究者の皆さんが執筆される中、私も仲間に入れていただいて光栄です。
もちろん岡山の企業としては弊社だけですが、全国区でもキラリと光る会社になりたいと思っております。

是非これからもご支援のほどよろしくお願いします。

職務での出張、なんか勘違いしていません?

私ごとで恐縮ですが、外資系企業と典型的な日本企業、ベンチャー企業、中小企業などで働いてきました。 最近気になっているのが、「出張」の認識です。


日本の企業の人は、出張を「ラッキー」と感じる傾向があるようです。
フェイスブックにもわざわざ出張での移動先を載せる人が多いこと。 出張がうれしくて仕方がないのかな?と思わせるような書きっぷりです。 職務での移動のはずなのに、フェイスブックに書き込む余裕があるのか、ひと仕事が終わったとしても、100%仕事のことを考えるなら、出張先で書き込みはおかしな行動に感じられます。


昔勤めた外資系の会社では出張はフライト3時間を超えたら、役職を問わずビジネスクラスがルールになっていました。 現地につけばすぐに仕事、100%仕事に精を出してもらうための処置だと聞きました。 だから、出張と言うと「大変だなあ、重責だなあ」という感覚を持っていました。
日本企業での出張と聞くと「いいなあ」と言う感想を言う人が多いのとは全く逆の発想ですね。


どんな企業の人でも、仕事のための出張なら、100%仕事に打ち込んでもらいたものです。 私も墓穴を掘らない様に気をつけます(笑)。


ちなみに研修・セミナーなら、開催する側・受講する側でも、セミナーのことに集中するのが当然だと思います。 もちろん終了してから、思い出すように書き込むのであれば、まだ救いがあるような気がします。


あ、自費の旅行なら別ですよ、当然ですが(笑)。