元気な会社の社長、元気のない会社の社長、の違い

私自身経営コンサルタントとして、様々な経営者にお会いします。

たくさんの経営者とお会いして、おもしろい共通点を見ることがあります。

元気な会社(例:売上が伸びている、利益がしっかり出せている、社員が生き生きと働いている、など)の経営者の共通点と、元気のない会社(例:赤字、売り上げが下がっている、社員が協力的でない、など)の違いです。

元気な会社の経営者は、お話しすると必ず出てくる意識することがあります。

会社がなくなってしまうかもしれないという恐怖

です。 飛ぶ鳥を落とす勢いの会社社長、利益がぐんぐん伸びている会社社長、業界シェア1位の社長、いずれも同じことをおっしゃります。

その畏怖の念が社長と社員を突き動かすのだろうと思います。


逆に元気のない会社の社長の共通点、先に延ばすということです。

1年後、同じように会社があると思っていますか?

会社の状況、社会の状況は刻一刻と変化しますから、会社の状態もその状態のまま維持されることはありません。


という観点でみると、私が知っている会社で倒産した会社の社長さんは全部後者でした。

逆にすぐに着手して成果を出している社長はことごとく前者でした。

後継者だから、創業者だから・・・という環境はあるかもしれませんが、決定自体は経営者本人が行わなければなりません。

ひょっとして会社が3ヶ月後になくなってしまうかもしれない、半年後になくなってしまうかもしれない、1年後は状況がどうなるかわからない・・・と思えばこそ、最大限の努力が今できるのだと思います。


経営革新を来年から取り組もうとされている経営者の方、どうして今からではだめなのでしょうか?

先延ばしする理由、教えていただきたいと思います。

目先の資金繰り? じゃあ、1年後も目先の資金繰りに悩まされていますよ。

社長がビジョンを描けてこそ、会社がビジョンに向かって動き始めるのですから。