事実はゆがめられる・・・だから真実を見極める目が必要となる

またしばらく執筆に入ることになりました。
その前に少し文章を書く練習がしたいと思って、頭の整理のため書き込みます。


皆さんは「統計」に興味がありますか?
私は数学が苦手で、統計というものに近づきたくはありませんでした。
ただ最初に勤めたメーカーでは、統計をバリバリ使う品質保証部に配属になったため、厳しい上司の基(その上司は抜群に頭の切れる方でしたので、現在その会社の取締役になられています)、統計の実践をいろいろ学びました。


そこで気付いたのが、統計の取り方で全く正反対の結論を導き出せるということでした。
どういうことでしょう?


(例題)
あるデータから示された結果。
発展途上国ではガンの発症率は非常に低い。
・・・これ、真実でしょうか? 事実でしょうか?


私は事実(じじつ)であり、真実(しんじつ)ではないと思います。
(いろいろ考え方はあるでしょうけど)


内戦が多発して、飢餓が深刻で、水不足で悩む発展途上国では、
ガンが発症するまで生きられる確率が低いため、
ガンの発症率が先進国より低いと考えられるのです。
寿命や他の死因をきちんと理解しないと、
ガンの発症率が本当に低いとは言えないですよね。


発展途上国のガンの発症率が低いわけではなく、
ガンが発症するまで生きられることが多い先進国では、
ガンが死因となる可能性が高いだけなのだということに気づきます。


この表現の方が少しだけ真実に近いのではないでしょうか?


作為的に変造されない限り、データはうそをつきません。
しかし、そのデータを解釈する人間によって、
結果は白にでも黒にでも導くことができるということを
常に私たちは気をつけなければなりません。


数多くの地震のデータが集まりながら、解釈が違いすぎるため、
未だに成立しない地震予想もそうなのかなと勘ぐっちゃいますね。(笑)


ところでビジネスの話題に戻ります。


あなたが売りたいと思う商品も売れるか、売れないかはデータだけでは
正確には判断できません。
そこに携わる人の熱意が結果を変えることもできるからです。
データは仮説を検証するために使うには非常に強力なツールになりますが、
データから答えを導き出すのは非常に危険だということです。


私たちは、ペルソナ手法を使ってそのビジネス仮説をしっかりと作り、
成功のために仕組みづくりをしっかりと行うことがお勧めしてます。
大量に集めたデータをであっても、フルに活用して、
そのデータが示す「真実」を見失わないようにできると思うからです。


ビジネスはデータではなく、あなた自身が作りだすもの。
データはその裏付け、成功への確立を高めるものだと考えていただくと、
今まで以上に良い商品・サービスが生まれると考えています。
是非ご意見を。




なんてね。
ちなみにここに書いた内容とこれから執筆する内容は全く関係ありません。
共通するのは「ペルソナ手法」という言葉だけです。 たぶん。
皆さんの目に触れるときまでお待ちください。 お楽しみに。