経営者に欠けているのはユーザー指向?!

先日のビジョン提案型デザイン手法シンポジウムで実感しこと。


経営者はプロジェクトの目標、ビジネスの提供方針、ビジネス設定は非常によく理解しているけど、ユーザー指向が不足しているので、ペルソナ手法が効果的だった・・・ということ。


シンポジウム会場でのワークショップで感じたのは、大企業のPM・デザイナー・技術者・営業担当者はビジネス的な観点がまとめられなかった人が多かったのが印象的でした。


その反面、私が支援させていただいた中小企業・ベンチャー企業の経営者の皆さんは、ビジネス的な観点は非常に明確であったことに気づきました。(当たり前ですが・・・)


つまり、中小企業・ベンチャー企業の経営者が成果を出してこられた背景には、「ビジネス的視点は十分あったが、ユーザー指向が不足していたため、それを改善できるペルソナ手法が有効だった」と分かりました。


ビジョン提案型デザイン手法のエビフレームワークで言えば、ビジネス領域の部分がなくても、経営者が作ればそのビジネス領域が補足できます。 反面、ユーザー志向は、経営課題を考えるときに意識しにくいので、ユーザー指向を上手に使えるペルソナ手法が非常に効果的に利用できたのだと感じました。


もちろん、両面から成果に導くように配慮されたエクスペリエンスビジョン−ビジョン提案型デザイン手法−ですので、これからはもっと広く使っていただけるようになると思っています。 一人でも多くの経営者・PMの方にエクスペリエンスビジョン本を参考にしていただければと思います。