私がユニバーサルデザインからペルソナ手法に携わるようになった理由

どうして「ペルソナ手法」を使うようになったんですか?とよく聞かれます。


私の場合、ペルソナ手法はユニバーサルデザインの切り口から入って行きました。


そういう意味では、ゴールがはっきりしていたから、よりペルソナ手法のエッセンスを大切にできたかもしれません。


そもそもきっかけは、日本人間工学会アーゴデザイン部会http://www.ergo-design.org/の合宿です。 アーゴデザイン部会では丁度、「ユビキタス時代のユニバーサルデザインの開発手法」として千葉工業大学の山崎和彦先生を中心に合宿研究を始めていたころでした。


当時はあくまでも情報機器のユニバーサルデザインにということで、当時共同研究させていただいていた倉敷芸術科学大学の柳田宏治先生に誘われて、湘南で開催された合宿に参加しましたが、正直言って衝撃が走りました。


これなら、中小企業のビジョン作りに使える、と。 それから、実践しながら工夫を行いつつ、現在に至っています。 おかげさまでお客様と一緒に作ったペルソナは、日本全国で600人以上になりました。 実践することで、ペルソナ手法の用途も広がり、ノウハウも蓄積させていただきました。


しかい、私にとってうれしいのは、成果を出してお客様に喜ばれるということ。 中小企業にとって、成果が出ないのは何よりも厳しいので、確実に成果を引き出すことができるペルソナ手法はこれからももっと広い分野で活用できればと思います。 そして、短期間でないと実感がわかないので、そういう意味でもペルソナ手法はもってこいでした。 もちろん、そのためのノウハウもさらに必要となってきましたが。


というわけで、この話は私の各セミナーに続きます。


引き続き、宜しくお願いします。