「ライト、ついていますか?」

以前、ユニバーサルデザインで協業している知人と話しているとき、この本面白いよと勧められた本に書いてあった内容です。


自動車に乗っています。 たまたまトンネルがあり、そのトンネルでライトを付けるように表示されていると、トンネルを出ても付けっぱなしになることが多くなってしまいました。 そこで、トンネルの出口に「ライトを消せ」と表示すると昼はいいのですが、夜にトンネルを通過するとその標識に従ってライトを消してしまう恐れがある。
そこで付けたのが「ライト、ついていますか?」という確認を促す標識だったというようなお話です。


これならば、夜でも昼でも間違える可能性が低いというお話しで、人間工学のお話しをするなかで相手に不快感を与えずに、所定の動作をしむけるようにするには・・・みたいなお話しをしました。
ちょっとクイズみたいなお話しになってしまいますが、何気ないものも考え抜かれているものは、快いとその場でお話しがまとまりました。


人間中心設計、人間工学には、どんな人間を登場させるかと併せて、どんなシチュエーションであるかが大切だというお話しでした。 ペルソナとシナリオですね(笑)。
人間中心設計って奥が深くて、おもしろい。