東日本大震災で顕在化したホームページの問題点

東日本大震災(東北地方関東地方大地震と表記する場合もありますが)で気付いた、企業・自治体のホームページの問題点です。
以前より災害時には軽いコンテンツに切り替えて、アクセスが集中した時でも情報を閲覧できるようにしてほしいとは思っていましたが、今回リッチコンテンツが災いして、全く見えなくなるサイトがありました。


自治体のホームページはもちろん対策が必要ですが、大手物流系の会社のホームページもアクセスが集中してからはほとんど情報にたどり着けないなどの問題がでました。
いざというとき、ホームページの情報が必要なのに使えないのは、危険です。


是非企業の方、自治体の方は、ホームページでの情報発信で、
1.トップページはシンプルにする
2.大きな画像は使わない
3.PDFも使わない
4.動画も使わない
5.情報にたどり着けるように導線を確保する
6.パソコン、携帯電話、スマートホンいずれの環境でも見れるように配慮する
7.アクセシブルにする(できるだけわかりやすい表記で、音声でも読み上げられるようにする)
他にもいろいろありますが、まずは大きな画像や動画、PDFはやめてください。


お願いします。


(追記1)
私も経験したのは、東京電力のホームページ、クロネコヤマト、両備高速バスなどです。インフラが安定していない地域からのアクセスで困難だったり、アクセスが集中しすぎたために表示できなかったなど原因はいろいろありますが、どちらにしてもトップページが重いのは論外だと思います。トップページはシンプルに、必要な情報を適切な型で提供してほしいと思います。


(追記2)
非常時にシンプルなものに置き換えるという方法も選択肢の一つです。ただ自動的に切り替えるようにしておかないと、災害発生時にホームページの変更どころではなくなる場合があります。最初からシンプルであれば、そんなことを危惧する必要もありません。またどうしてもきれいなホームページにして置きたければ、トップページ以外にイメージページを用意しておくことをお勧めします。