究極のユニバーサルデザインは自分仕様

最近ユニバーサルデザインに関して質問を受けた中で、興味深いもの。

質問「みんなが使えるようになると中途半端になるんじゃないですか?」


作り手の意見としては、もっともだなあと思いました。
でもね、ユニバーサルデザインってきちんと一人ひとりのことを考えてないと達成できないんですよ。
たとえば吉井誠の満足が得られるデザインとAさんが満足を得られるデザインは違うのは当然なんだけど、その両者の満足するポイントをきちんと押さえて新しいものを作ってほしい。
その新しいデザインのために誰かが犠牲にならないように配慮してほしい。
もちろん理想論だとは思うだけど、そういった満足する人をとにかく100%に近付けることがユニバーサルデザインだと思います。


最初から全員を狙うと、最初の質問のように「中途半端さ」が見えてくるかもしれません。
だからこそ僕は自分仕様というものがほしい。
自分仕様にできれば、さらにそれが一人一人異なった場合でも対応できれば、それはユニバーサルデザインに近いんじゃないだろうか。
僕にとってユニバーサルデザインは自分が気に入ること、使いやすいこと、そして社会全体の人に満足を得てもらえるものがあれば、それが究極のユニバーサルデザインだと思います。


究極のユニバーサルデザインが現れることを楽しみにしています。