テレビ電話の使い方

最近の携帯電話に、テレビ電話できるようになっているが、実は私はあまり使ったことがなかった。もちろん必要がなかったからということもあるけど、それ以上にテレビ電話の利用価値はあまりわからなかった。


ところが、視覚障害者の方にお伺いしたところ、携帯電話のテレビ電話は非常に助かるとのこと。例えば視覚障害者の方が1人で外出した際に、のどが渇く。当然自動販売機があれば、そこで購入しようとするのだけど、どんな種類が売っているのかはわからない。(普段買っている自販機だったらそんな問題はないそうなんだけどね)

そこで、携帯電話のテレビ電話を使って、知り合いに電話する。そう、電話で自動販売機を写して、どんな商品が売っているかを確認するのです。冷たいお茶だったら、一番上の段の右から3つのボタンが、冷たい緑茶ですよ、なんて教えてもらえるんだそうです。


うーん、便利だ。そう考えると、ユビキタス時代のデバイスの利用者として、視覚障害者の方はいい先生になってもらえそうだ。こんな情景を見ると、新しい技術を生み出す事って素晴らしいなあと感心してもらう。エンジニアの幸せってこんなところにもあるはずなんだけどなあ。


昨日の工学部離れをまだ引きずっています。人を幸せにする技術は、ペルソナ手法を使って生み出していって欲しい。