12月5日開催 マザーロードマップシンポジウム
時間変化に配慮したペルソナ手法にも関係する発表として、日本人間工学会アーゴデザイン部会マザーロードマップワーキンググループにてシンポジウムを行います。
日本人間工学会 関西支部大会 企画セッション開催
■場所: 大阪工業大学 大宮キャンパス(〒535-8585 大阪府大阪市旭区大宮5-16-1)
■日時:2010年12月5日(日)15:00〜16:30
■テーマ:「5年先のペルソナを考える−マザーキューブによるロードマップ作成手法の検討−」
座長:新家敦(株式会社島津ビジネスシステムズ)
■発表内容(氏名は発表者)
OS6-1 製品開発支援のための人間中心指向ロードマップの一考察
−これまでのWG研究成果から−
新家敦(株式会社島津ビジネスシステムズ)
OS6-2 ドライブレコーダーの発展と課題
−マザーロードマップ活用の予防安全技術の近未来−
堀野定雄(神奈川大学)
OS6-3 マザーロードマップにおける時間変化に配慮した効果的なペルソナ作成
吉井誠(株式会社アイ・エス・ティ)
OS6-4 短期ロードマップにおける目標設定とライフエンバイロンメント分析
−ドライブレコーダからドライビングエクスペリエンスの支援へ−
高橋靖(元千葉工業大学)
■概要
マザーロードマップワーキンググループ(MRMWG)では、企業の製品・技術ロードマップの作成を支援するための人間工学分野のロードマップの在り方について検討してきた。
企業は自社の技術がいつ実現するかについては良く把握しているものの、それが実現する数年後の人間の生活や考え方については、厳密に検討されていないように思える。
ゆえに製品投入時期がユーザニーズにマッチしないという齟齬が発生しているのではないだろうか。
もし、人間工学の専門家が5年先のユーザ像を正確に予測し、それを企業に提供することができれば、企業の描くロードマップの精度が格段に向上すると考えられる。
本WGが提案しているマザーキューブは、これまでの時間軸と技術パラメータという二次元平面上のロードマップを発展させ、時間軸を主軸とした多軸化を図ったロードマップ表現である。これにより経時変化を伴うペルソナで表現される人間の各種パラメータと製品・技術のパラメータを同時に扱うことが可能となり、製品に求められる将来のユーザニーズをより正確に把握することが可能となることを目論んでいる。
今回、題材として自動車用ドライブレコーダーを取り上げ、その技術的伸展と人間のドライブレコーダーとの接し方の変化について、どのように整合性をとればよいかを検討した。
■大会参加費(当日参加)
正 会 員:6,000円
非 会 員:7,000円
学生正会員:1,000円
学生非会員:2,000円
■大会ウェブサイト(会場アクセスなど)
平成22年度 日本人間工学会関西支部大会
http://www.oit.ac.jp/bme/~ohsuga/ergow2010/