有権者を満足させるとは

自民党では総裁選が行われ、民主党などもどんどん準備を進めていて、総選挙の話もチラホラと出てきていますね。
そんな中、各党マニフェストなどを充実させ、選挙対策していますが、万全なのでしょうか?


一番心配で残念なのは、ほとんど中身が伝わってこないことです。
これは「内容がない」ということではなく、「有権者視点で作られていない」と言うことが最大の原因だと思います。
有権者視点を持つことはそんなに難しいことではありませんが、いざ自分が渦中の人物になってしまうとなかなか見えにくくなってしまうものです。
それは経営者の商品作りやサービス企画が提供者側の視点となってしまい、顧客視点を持ちにくいのと同じ状況を作ってしまっています。


そこで、ペルソナ手法を使った解決方法も有効と思います。
と言うのも、ペルソナ手法で最も票を集めたいと思う有権者像を明確にすることでマニフェストを作ります。その部分だけでも響くことができれば、後はそこから広がっていくことのできるシナリオを作り出せば、当選も見えてくると思います。


もちろん、これはコンサルタントが行うものではなく、立候補者本人が行うことではありますが、コンサルティングを行うことで選挙支援者が立候補者と同じ価値、感覚を共有することが可能になりますので、選挙戦略も大幅に組みやすくなると思います。


何はともあれ、「誰の為の選挙なのか」、ペルソナ手法を使って明確になった人が有利に選挙を運べるんだろうなと最近は思っています。
立候補者の皆さん、是非確かめてください。