外資系企業で驚いたこと

企業文化って本当に違うと感じたこと。


電子部品メーカーに勤めた後、外資系のIT企業に転職した。
転職して2日目あたりにコピー機を使おうとしたとき、慣れていないメーカーだったせいか、どうしてもコピーできなかった。
たまたま通りかかった人に「これ使い方わかりますか?」って聞いたところ、「それ僕の仕事じゃないよ」と言われてしまった。
しばらくへこんでしまいました。
前の会社だったら、気持ちよく教えてくれたのに・・・。


それで、後日談。
その人と別の機会に話すことがあって、気になっていたと話した。
すると、
「言葉が足らなくて申し訳なかった。実際にコピーの操作案内は総務で対応してくれるし、もし自分が対応すれば総務の人の仕事を奪ったことになる。
しかも総務にはわかりやすいマニュアルも用意しているし、たまたま忙しかったから言葉が足らなくて申し訳なかった。」
という話でした。
妙に納得してしまいました。


確かにそれぞれにきちんと仕事が振り分けられていて、下手をすると人の仕事を奪いかねないという彼の話に今までいた自分の環境との差を感じました。
ただそういった内容を示すドキュメントもしっかりしていて、よく読めばきちんと理解できました。
上司の役目は、担当者の欠員が出ても、業務に支障なく運営できるようドキュメント化を徹底して、リスクマネージメントすることだった。
総務に情報が集積することも可能だし、そういう意味でも非常に合理的にできているなあと感じました。


職人気質があたりまえの日本企業、結構個人主義、チームワーク主体の外資系企業、結構団体主義、傍で見るのと中に入るのとでは、結構違うもんだなと感じた。
もちろん、リスク管理ができているから、僕の代わりをすぐに見つけて、問題なく業務遂行ができますね。
もちろんどっちがいいか、悪いかではなく、必要に応じて使い分ける臨機応変さが必要なんでしょうね。ベンチャーにもリスクマネージメントは必要ですから。