いいデザイナー

ペルソナ手法を学ぶにあたり、第一線で活躍されている先生とお会いする。
その中でデザイナーの先生も多いのだけど、すごいと思う先生のおもしろい共通点を見つけた。


僕が「こんなソフトどう思います?」って聞くと、決まって
「どんな人が使うソフトなの?」って返ってくる。
そのユーザー像をはっきりさせてから、先生からの意見や感想が返ってくる。
これって、すごく重要なことなんだなあと感じる。


あるセミナーで、あるデザイナーは、名刺のデザインを質問した人に、
どんなユーザーに渡すかも聞かずに、即座に、
「これはだめですね。・・・・・・(理由)」
と応えていた。
初めて会う質問者の顧客像を知らないのに、
なぜそんなに無責任な回答ができるのか不思議でならなかった。
もちろん、僕ら現場から見て、的外れな回答であったことは当然なんだけど。


実は今僕を取り巻くIT業界も同じような問題を抱えているように思う。
「いったい誰向けのものなの?」なんて商品、サービスが溢れている。
そろそろ顧客視点を本気で考えたほうがいいんじゃないか?
これはデザイナーだけでなく、経営者、技術者、営業も同じことが言える。
もちろん、そんなときにペルソナ手法は心強い味方になってくれる。
顧客視点で考えたい人はどうぞ、ご連絡を。